『批魅鼓』は1990年1月に結成。個性豊かな若い女性を中心とした和太鼓グループとして第一歩を踏み出す。

6年にわたる地道な活動を経た後、1996年プロの津軽三味線奏者と出会い尺八・篠笛を交えた日本伝統楽器合奏集団『津軽の鼓動』のコラボレーションに参加。新宿コマ劇場での衝撃的デビューを皮切りに、国内のスポット的演奏活動のみならず、シンガポール、南アフリカ共和国、スペイン、オーストラリア、中国における海外公演も果たし、各国で絶賛を受ける。

2000年に入ると、更なる飛躍を目指しプロの和太鼓奏者である佐藤健作氏、ヒダノ修一氏を師と仰ぎ、和太鼓の音楽的要素を徹底的に学ぶ。その成果として、2005年及び2010年全日本創作太鼓フェスティバル優勝、同年日本各地から精鋭アマチュアグループが集まる全国太鼓フェスティバルにも出演。そして、2008年O・TA・I・KO響(おたいこひびけ)コンテスト優勝。また、2010年には監督:山本寛斎、主演:堂本光一のKANSAI SUPER SHOW『七人の侍』に太鼓打ち祭り衆としてオファーを受け、新境地において演奏技術だけでなく演技力、表現力をも修得する。2015年11月~12月に開催された国民的アイドルグループ『嵐』のコンサート【ARASHI Live Tour 2015 “Japonism”】5大ドームツアー・ファイナルである東京ドーム公演では和楽器隊メンバーとして当会男性プレーヤーが参加。3日間で合計16万5千人に和太鼓の魅力を伝える大役を果たしている。そして、2017年はフラメンコとのコラボレーション出演に取り組み、当公演が文部科学大臣賞にあたる文化庁芸術祭大賞を受賞した。

昨今は自主制作コンサートも手掛け、2008年『批魅鼓!!いかす太鼓天国2008』、2009年『創立20周年記念コンサート』を敢行。2012年にもさいたま芸術劇場にて第3回となる自主コンサート『新生・批魅鼓 出陣!』を開催して活動の枠を拡大中。会員制の音楽鑑賞団体『労音』とのタイアップによるコンサートも過去5回行い、自主コンサートと併せるとこれまでに延べ5千人近くの聴衆を魅了した。

現在の批魅鼓は、弾けるような明るさとパワーを武器に、伝統的な和の表現だけでなく型にとらわれない新しいスタイルにも挑戦し、質の高いアンサンブルを追求。シンプルな音をどこまで表現できるか!!批魅鼓にしかできない演奏で、果てしない進化を目指している。

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